GWはお墓参りへ
コロナもほぼ終息したこのゴールデンウィーク、観光地はどこもたいへんな賑わいだったようですね。
我が家は例年通り、母方実家のお墓参りに行ってきました。
ゴールデンウィーク中、唯一のお出かけです。

私たち以外にお参りの人もほとんどおらず、とても静かなお寺さんです。
大好きだったおばあちゃんと会えなくなってもう30年以上になるんだなぁと、しみじみ考えながらゆっくりとお墓参りをしてきました。
そして今回のお出かけにはもう一つのミッションがありました。
それは「母が幼い頃を過ごした場所に行ってみる」というものです。
というのも母は以前から

子どもの頃 遊んだ場所にもう一度行ってみたい
と言っており
今回はお寺から車で10分くらいのところにあるその場所に行ってみることにしました。
ナビを見ながら母に指定された場所周辺を探索。
けれどどこもかしこもすっかり変わってしまって、昔の面影は全くなかったそうです。
80年も前のことですから、そうなりますね... 😥
ただ1軒だけ、昔からあった飲食店が残っていました。
「ぼうず」という変わった名前の小さな天ぷら屋さんで、このお店は母たちが子どものころからあったそうです。
母の実家は貧乏で、当時はそのお店で食事するなど夢のまた夢、いつか大きくなったら入ってみたいと思っていた憧れのお店だったとか。

残念ならが定休日でしたが、入り口が開いていて中にお店の方がいたので、ちょっとだけお話をしてきました。
「中は小上がりになった座敷に座卓が何台かあるだけの小さなお店だったよ」と、母が昔の記憶を話してくれたそのままの店内でした。


お店の向かい側には堤防があり、その先には中川と荒川という大きな川が流れていて、母たちはこの河川敷でよく遊んでいたそうです。

土左衛門が上がったと聞くと怖いもの見たさで見に行って、夜眠れなくなったこともあったよ

兄さんは遊泳禁止のその川を泳いで渡って警察からこっぴどく叱られたんだよ
など、記憶が蘇った母はちょっと微妙な当時のエピソードを聞かせてくれました 😅
幼い頃の母を想像しながら、こんな思い出話を聞くのも楽しいものですね。